各国の留学生達の留学先は、母国と留学先国とのつながりの深さを示すとともに、これからの双方の国の相互関係の将来をうかがわせるものとして重要である。 40万人という世界最大の留学生送り出し国、中国の留学生はどこに留学しているのであろうか。 米国が約10万人と最も多いが、日本が8万人と米国に次いで多い。この他、オーストラリア、英国にそれぞれ約5万人、カナダ、ドイツ、韓国に2万人台と留学先も多様となっている。 世界第2位の留学生送り出し国、インドは、旧英国領という経緯もあって、英語圏に集中している。すなわち米国が8.5万人、オーストラリアと米国に2万人台、カナダに7千人となっており、それ以外の国は少ない。 留学生送り出し数3位の韓国は、米国が6万人以上と格段に多いが、第2位は日本の2.2万人となっている。それ以外の国はそれほど多くない。 さて日本であるが、韓国同様米国が3.6万人と最も多く、英国が5千7百人で続いている(文部科学白書による留学先については図録6140参照。こちらの図録ではOECD諸国以外の中国が1.8万人と多いことが分かる)。 (2009年10月19日収録)
[ 本図録と関連するコンテンツ ] |
|