ここでは、地域別(都道府県別)の女性有業者の身の回りの用事の時間を「おしゃれ努力度」として図録化した。有業者で比較しているのは、地域別の年齢構成の違いや有業率(労働力率)の違いの影響による生活時間配分の差を考えに入れないで済むからである。(ここで、身の回りの用事の時間の長さをおしゃれ努力度と言い換えているが、以下は、それが当てはまる限りにおいての話だと了解されたい。) 最も身の回りの用事に時間を割いている地域は、広島、群馬でそれぞれ1時間38分、1時間37分である。神奈川、和歌山、徳島の身の回りの用事の時間も長い。これらの地域はおしゃれに割いている時間が長いと推測できる。
逆に、身の回りの用事の時間が短いのは、沖縄や島根、石川などである。これらの地域は、おしゃれに余り頓着しない、あるいは身の回りの用事を手早く済ませるのがうまい地域なのであろう。
下の図は、2001年と2011年の結果を相関図で比較した図である。両年ではおしゃれ時間の長さがかなり異なっている。順位変動も激しい。全体にいずれの都道府県もおしゃれ時間が増加している中で、群馬、広島、秋田は15分以上増加している点が目立っている。減少しているのは宮崎のみである。 2001年のデータを分析した旧図録(7320x)では、自由時間やマイカー通勤比率との関連を探っている。 図録2329b(おしゃれ国ランキング)では同じ考え方で各国のおしゃれ度を比較した。 (2006年8月22日収録、2012年10月1日更新、2023年6月29日図録7320更新につき旧図録として保存)
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