ここでは、同じ調査から、各スポーツの愛好度の15位までの世界ランキングを掲げることで日本人とスポーツとの関わりの特徴を浮かび上がらせる。 取り上げたスポーツは、バレーボール、格闘技、バスケットボールである。野球、サッカー、テニス、ゴルフについては図録3989u参照。また、ラグビーについては、同調査による同様のグラフを図録3989bに掲げたので参照されたい。 バレーボールはする方で6位、見る方で2位と世界の中では日本の愛好度が比較的高いスポーツである。やはり、1964年東京オリンピックでの金メダルをとった「東洋の魔女」チームの活躍のレガシーであろう。格闘技についても、する方、見る方の順位はバレーボールと同じ6位、2位であり、やはり日本の愛好度が比較的高いスポーツである。世界的にはする方ではフィリピンが世界一、見る方ではポーランドが世界一である。 格闘技の場合は、する方は、学校スポーツとしてもさかんな柔道や空手などの武道、見る方は、何といってもテレビで中継放送されているわが国古来の伝統競技である大相撲の人気によるものだろう。世界的には、するのも見るのもフィリピンが世界一であり、フィリピンの格闘技好きが目立っている。 バレーボールと格闘技と比較してバスケットボールは、少なくとも2007年の段階では、日本人にとって馴染み深いスポーツとはとても言えなかったことが、するスポーツで16位、見るスポーツで31位という順位からうかがえる。 どんなスポーツが好きかに関するもっと新しいデータとして、オリンピック競技に限定されるが、図録3612に関心の高いスポーツ競技について各国比較したので参照されたい。日本でも最近はバスケットボールへの関心が高まったことなどがうかがわれる。 (2024年7月27日図録3989uの一部にバスケットボールを加えて独立図録化)
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