調査対象となった世代は、当時の20代、40代、60代であり、それぞれ、平成生まれ、団塊ジュニア、団塊の世代に当たっている(ただし60代は団塊の世代の後期層)。 各年代の典型的な給食メニューは図録0327に示したので参照されたい。 好きだった給食メニューを振り返ると、団塊ジュニアや平成生まれでは揚げパンとカレーライスが圧倒的な人気だった点が目立っている。 団塊ジュニアではソフト麺やスパゲッティも人気だったようだ。平成生まれや団塊の世代とは異なる団塊ジュニア世代の特徴である。 団塊の世代では揚げパンとカレーライスはそれほど圧倒的ではなく、くじら料理やシチューも人気だった。その一方で、ラーメンやグラタンといったメニューは挙げる者がいなかった。 団塊の世代の給食は全般的にそれほどおいしくはなかった。揚げパンもカレーライスもその後のものより品質はよくなかったのではなかろうか。また、くじら料理は団塊の世代の給食にしか出なかったし、逆に、ラーメンやグラタンは当時のメニューにはなかった。こうした事情が団塊の世代の好きな給食メニューに反映していると考えられる。 最後に、同じ農林中金の2004年の調査で当時の小中学生に好きな給食メニューをきいている設問があるので、その結果を以下に掲載した。ちょうど冒頭の2019年調査における20代が小中学生だった頃の調査結果である。 ![]() 振り返ると揚げパンとカレーライスが人気だったという2019年調査の結果であるが、2004年当時の調査結果では、カレーライスが圧倒的に1位だった。また、ラーメンも2位と人気が高かった。揚げパンは3位である。回顧と現状認識ではおいしさの印象も異なるのかもしれない。 こちらでは、きらいな給食メニューもきいている。魚や野菜が好きでない子も多い。またピーマンやレバーがきらわれていることも分かる。 (2025年4月2日収録)
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