美人の産地がどこかという話題は、キング・オブ・酒飲み話である。名古屋不美人(ブス)説と名古屋美人説が対立していたり、「日本海一県飛び美人説」、すなわち、秋田美人、新潟美人、金沢美人、京美人の間隙をなす山形、富山、福井は不美人産地、また九州でも博多美人と長崎美人の間の佐賀は不毛、という説がまことしやかにささやかれ続けている。

 身長や体重のような客観データで美人比率を測ることは不可能なので、ここでは、どの県で美人が多いかという、ある程度のサンプル数のあるアンケート調査の中からNO.1戦略研究所が行った調査の結果を掲げた。県別の回答数を日本海側、太平洋側の北から南、東から西へと並べて示した。残念ながら20位未満の県のデータは20位未満であるという事実以外には得られなかった。

 秋田美人、京美人、博多美人のほか、東京、北海道、兵庫などで美人が多いとされる。「日本海一県飛び美人説」も案外当てはまっていることが分かる。ただし、秋田と新潟の谷間のはずの山形は20位までに入っており、むしろ美人県のようだ。また、太平洋側では一県飛び美人説は当てはまらないようだ。愛知の結果からは名古屋美人説と不美人説のどちらが正しいかの判定は微妙である。

 なお、長崎美人の由来としては、江戸時代に西洋人など外国人との混血が進んだ例外的な地域だったからといわれることが多いが、秋田美人にも天候・米食要因説ではなく、やはり大陸との混血説があるようだ(図録7767参照)。

(2019年11月27日収録)


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