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全国的には、一番好きなものとしては、魚、野菜、肉の順に回答が多く、それぞれ、35.6%、31.7%、26.3%であった。 魚が一番好きな地域としては、石川、岩手、青森、高知、長崎といった海沿いの豊富な水揚げのある漁港を抱えるところが多かった(図録7400参照)。各県がどんな魚を好んでいるかは図録7712参照。 肉が一番好きな地域としては、大阪、兵庫、和歌山といった関西地方と愛知、熊本などが目立っている。肉と魚の消費額の地域比較については図録7237参照。 野菜が一番好きな地域としては、かつては魚介類の入手が容易でなかった山梨、群馬、長野、岐阜といった中部地方の内陸諸県が目立っており、これに関西大都市圏への野菜供給基地となっている徳島が続いている。 表示選択では参考までに家計調査結果からいずれが好きかを判定した分布図を図録7708から再掲した。魚好きの地域はほぼ実態でも魚を多く消費している地域である点など両者はかなり重なっている点が興味深い。
調査結果は県内地域別にも集計されている。そこで県内地域別に見て、魚、肉、野菜を一番好きと応えたものの割合の高い上位10地域を上表に掲げた。これを見ると県単位のランクとは若干異なる姿が浮かび上がる。
魚は長崎や島根の島嶼部、岩手三陸海岸で55%以上と特段に好まれていることが分かる。これらに秋田の中央部や青森の青森市・下北地域、金沢市、大分南部、能登、高知(高知市以外)、宮城北部が次いでいる。 肉は県単位では5位に入っていなかった神奈川と埼玉のそれぞれ川崎市、埼玉南西部が1位、2位となっている。これに次いで大阪の南部や和歌山市、そして神戸周辺、熊本市、京都府南部、京都市南部、沖縄中部、大阪市が肉好きの地域として目立っている。 野菜は福島の会津地域、沖縄北部、三重県の伊賀地域と県別には5位までに入らなかった3県の特定地域が上位3位となっている。これらに次いで群馬県の北毛地域、岐阜県北部、山形県置賜地域、栃木南部、香川西讃、甲府市、埼玉北部で野菜が好まれている。 (2009年8月26日収録、2012年7月20日県内地域データ追加、2016年2月19日県内地域別5位までを10位までに拡張、2023年5月14日家計調査結果の図録7708から分布図再掲)
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