男子マラソンの世界記録、日本記録の更新の変遷については図録3989e、図録3989jで追ったが、ここでは女子マラソンの世界記録・日本記録の推移を図にした。

 女子マラソンの場合、世界記録も日本記録も更新が男子マラソンと比べて大きく遅れている。

 世界記録は英国のポーラ・ラドクリフ(29)が2003年のロンドン大会で記録した2時間15分25秒以来、更新がない。

 日本記録は野口みずき(27)が2005年のベルリン大会で記録した2時間19分12秒が最高である。

 日本記録が同時に世界記録になったのは、高橋尚子(29)が2001年のベルリン大会で記録した2時間19分46秒だけである。

 世界記録がどこまで速くなるのかという点については図録3988k(人間はどこまで速く走れるのか)を参照。結論はマラソン女子の記録は限界に近づいているが男子の場合はなお若干の伸びしろがあるというものなので、その通りの状況になっているともいえる。ここでは女子マラソンの限界は2時間15分と計算されている。

女子マラソンの世界記録・日本記録の推移
年次 記録 選手 大会



1985年 2時21分06秒 イングリッド・クリスチャンセン(ノルウェー) ロンドン
1999年 2時20分43秒 テグラ・ロルーペ(ケニア) ベルリン
2001年 2時19分46秒 高橋尚子(日本) ベルリン
2時18分47秒 キャサリン・ヌデレバ(ケニア) シカゴ
2003年 2時15分25秒 ポーラ・ラドクリフ(英国) ロンドン



1992年 2時26分26秒 小鴨由水(ダイハツ工業) 大阪国際女子
1994年 2時26分09秒 阿部友恵(旭化成) 大阪国際女子
1999年 2時22分12秒 山口衛里(天満屋) 東京国際女子
2001年 2時19分46秒 高橋尚子(積水化学) ベルリン
2004年 2時19分41秒 渋井陽子(三井住友海上) ベルリン
2005年 2時19分12秒 野口みずき(グローバリー) ベルリン
(資料)同上

(2018年12月9日収録)


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