毎日新聞社が1947年から行っている読書世論調査の2017年結果によって、主要男性向けコミック週刊誌をこの1カ月に読んだことのある回答者の割合(読者率)から、性・年齢別の読者層を探ってみよう。参考までに2013年結果も数値なしで掲げた。

 取り上げた男性向けコミック誌についての特徴は、週刊少年ジャンプは10代後半〜30代を中心に読者率が3割台と最も高くなっている。週刊少年マガジン、週刊少年サンデー、週刊モーニングも男性の40代までが主な読者層である。

 2013年の段階では、ジャンプ→サンデー→マガジン→モーニングの順に若い層から青年層へと読者が移り変わり、読んでいるパーセンテージの水準は低くなっていくというパターンであったが、2017年にかけて、モーニングを除くいずれでも20代以下の読者率が大きく低下し、40代の読者率がむしろ上昇するという年齢シフトが起こっている。

 おそらく若年層はスマホでのコミュニケーションやゲームで忙しく、コミック誌そのものが昔若者、今中年の層にシフトしつつある旧来型メディアなのであろう。

 女性向けコミック誌は別に刊行されているので、男性向けコミック誌を読む女性は少ない。ただし、週刊少年ジャンプは10代〜30代の女子にもかなり読まれているという特色がある。

 一般週刊誌のパーセンテージのピークは男性の場合、週刊文春を読む70歳以上の28%、女性の場合、女性自身を読む70歳以上の39%であるが、これと比較して、コミック週刊誌のパーセンテージのピークは、週刊少年ジャンプの男性20代の35%となっており、30代の31%、10代後半の30%もこれに近い値となっている。コミック誌の読書率の高さは、一般週刊誌より高いといえる。2013年には半数近い45%が読んでいたのと比べるとやや低下したとはいえ、若者の3分の1が読んでいるというデータは、やはり、驚くべき数字ではないだろうか。

 コミック誌以外の週刊誌の読者層については図録3969b参照。また各コミック誌の発行部数については図録3969参照。

(2014年12月24日収録、2018年10月5日更新)


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