東京オリンピックで“楽しみな競技”を複数回答で聞いた意識調査の結果では、「陸上(マラソン)」が40.6%で1位、「水泳(競泳)」が39.4%で2位となっている。

 2019年から20年への変化を見ると、「陸上(マラソン)」と「水泳(競泳)」が逆転している、マラソンでの日本記録更新、水泳のホープ池江璃花子の病気などが影響していよう。

 このほか、陸上(マラソン以外)、バドミントン、バスケットボール、ゴルフ、ラグビーなどで期待値が上昇しているのが目立っている。各競技の日本チームの業績(ラブビー・ワールドカップでの善戦など)、あるいは有力選手の活躍などが影響していると考えられる。

 2018年から19年への変化を見ると「陸上(マラソン)」と「テニス」への期待が高まっていることが分かる。前者は2018年10月に大迫傑選手が日本記録を更新するなど日本選手の活躍への期待が高まったため、後者は、全米オープン、全豪オープンを連覇した大坂なおみ選手の活躍によるものと思われる(マラソンの日本記録については図録3989j参照、大坂なおみ選手の世界ランキングについては図録3978h参照)。

 調査後の2019年6月に男子陸上100mでサニブラウン・ハキーム選手が9秒97の日本新記録を樹立したので、次年は、陸上(マラソン以外)が期待値を上げていよう(陸上男子100mの日本記録については図録3988p)。

 一方、期待が低まっているのは「体操」、「新体操」などである。有力選手の不調などが影響していると思われる。

(2019年6月29日収録、2020年10月16日更新)


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