ここでは、各事項のトップ項目(季節は春など好きな者が最も多い項目)の回答率について2007年の値を棒グラフで示すとともに、比較対照として1983年の結果を点グラフで掲げた(一部1983年値非掲載)。 独立した個別図録が存在している場合は、グラフの該当部分をクリック(タップ)することでその図録にジャンプできる。 @調査方法や選択肢が全く同一で厳密に両時点比較が可能な13事項とA選択肢が異なるなど厳密には比較できない20事項、及びB2007年値のみの2事項とに分けて、2007年の回答率が高い順に結果を掲げた。 @は、季節は春が最も好きと回答した69%から食事の支度を最も好きな家事と回答した31%にわたっている。好きとは言っても家事への愛好度は、当然のことながら、そう高くない。 Aは、いちごが最も好きな果物、あるいは余暇にはテレビを見るのが好きとする75%から昭和(戦後)が最も好きな時代とする27%にわたっている。 Bでは野菜といえばキャベツと回答した70%からお菓子で・デザートといえばアイスクリームが好きと回答した57%である。 1983年から2007年への変化については、トップ項目への回答率が明らかに上昇しているのは、最も好きな木が「桜」の場合と最も好きな余暇が「テレビを見る」ぐらいであり、それ以外は、回答率がほぼ同じか低下しているかである。つまり、全体として、皆が好きなものがそれほど一致しない方向に変化しているといえよう。 これは、NHKの紅白歌合戦、朝ドラ、大河ドラマの視聴率が徐々に低下し来ているのと平行した現象であろう。人気のあるものが「巨人・大鵬・卵焼き」に集中していた時代は終わったのである。 (2018年12月1日収録)
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