ここではこの国際犯罪被害者調査の結果から途上国の主要都市の汚職率(賄賂を役人から求められた人の比率)をグラフにした。上位都市は「汚職都市」と呼ばざるを得ないだろう。(OECD諸国だけであるが国別の比較は図録2788f) 最も汚職率の高い途上国都市は、ティラナ(アルバニア)で59.1%と6割近くに達しており、驚異である。これに次いで、マプート(モザンビーク)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、ジャカルタ(インドネシア)がほぼ30%と高い汚職率となっている。 ここで対象となっている32都市を国名とともに示すと、汚職率の高い順にティラナ(アルバニア)、マプート(モザンビーク)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、ジャカルタ(インドネシア)、ラパス(ボリビア)、ムンバイ(ボンベイ)(インド)、ビリニュス(リトアニア)、ウランバートル(モンゴル)、ニューデリー(インド)、バクー(アゼルバイジャン)、ミンスク(ベラルーシ)、ボコタ(コロンビア)、カンパラ(ウガンダ)、ビシュケク(キルギス)、ブカレスト(ルーマニア)、リオデジャネイロ(ブラジル)、モスクワ(ロシア)、トビリシ(グルジア)、ソフィア(ブルガリア)、キエフ(ウクライナ)、リガ(ラトビア)、ブラチスラバ(スロバキア)、アスンシオン(パラグアイ)、ブダペスト(ハンガリー)、ザグレブ(クロアチア)、タリン(エストニア)、サンホセ(コスタリカ)、スコピエ(マケドニア)、ヨハネスバーグ(南アフリカ)、プラハ(チェコ)、マニラ(フィリピン)、ハボローネ(ボツワナ)である。 (2006年10月31日収録)
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