最も犯罪率が高い都市は、アルゼンチンのブエノスアイレスであり、1年間に61.1%の人が何らかの犯罪の被害者となっている。2〜3位は、ボコタ(コロンビア)、リオデジャネイロ(ブラジル)であり、南米の都市は犯罪が多いといえる。 もちろん、犯罪の中では、クルマの窃盗、破損など財産犯罪が多くを占めている。強盗の被害者となった者の比率も示したが、リオデジャネイロで12.2%の者が強盗被害にあっている。チェコのプラハのように犯罪率は34.1%と比較的高いが強盗被害者率は0.5%と低い都市もある。 ここで対象となっている35都市を国名とともに示すと、犯罪率の高い順にブエノスアイレス(アルゼンチン)、ボコタ(コロンビア)、リオデジャネイロ(ブラジル)、ウランバートル(モンゴル)、タリン(エストニア)、カンパラ(ウガンダ)、マプート(モザンビーク)、サンホセ(コスタリカ)、ラパス(ボリビア)、ヨハネスバーグ(南アフリカ)、チュニス(チュニジア)、ブラチスラバ(スロバキア)、アスンシオン(パラグアイ)、プラハ(チェコ)、ブダペスト(ハンガリー)、ムンバイ(ボンベイ)(インド)、ハボローネ(ボツワナ)、ティラナ(アルバニア)、ビリニュス(リトアニア)、ニューデリー(インド)、キエフ(ウクライナ)、カイロ(エジプト)、ビシュケク(キルギス)、ソフィア(ブルガリア)、リガ(ラトビア)、モスクワ(ロシア)、ブカレスト(ルーマニア)、ミンスク(ベラルーシ)、トビリシ(グルジア)、スコピエ(マケドニア)、ジャカルタ(インドネシア)、北京(中国)、ザグレブ(クロアチア)、マニラ(フィリピン)、バクー(アゼルバイジャン)である。 (2006年9月25日収録)
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