中国における耐久消費財の普及を調べるため、全国都市世帯100世帯当たり平均保有台数について1995年以降の毎年のデータをグラフにした。

 元になった中国統計年鑑データは以前は図書館で調べるしかなかったが、今はHPで公開されている。

 カラーテレビ、洗濯機、冷蔵庫、エアコンといった基本的な家電はほぼ100%の普及を見ている。カラーテレビは1世帯1台から1人1台の方向にシフトしているため100世帯当たり100台を上回って増えている。

 近年、家電のエアコン、あるいは自家用車も大きく伸びている。

 情報機器については、2019年末には携帯電話253台、パソコン53台のレベルまで達している。携帯電話(スマホ)で用が足りるせいか、パソコンは頭打ちになっている。インターネット利用者率は図録6300参照。

 自家用車は、都市世帯での普及が先行したが、2019年末には全国的にも35.3台/100世帯となっている。

 地域の格差では北京、上海、広東省といった先進地域での普及が先行し、基本的な家電や携帯電話などはすでに地方もかなりキャッチアップしていると考えられる。

 2012年の段階の都市世帯の所得水準別の保有台数を以下に掲げた。すべてで所得水準の高い世帯の方が普及台数が多いが、特にエアコンや自家用車で差が大きいのが目立っている。


 図録0300では「中国:巨大な胃袋」と銘打って中国における食の爆発を取り上げたが、耐久消費財についても爆発的な変化が進行中であるとの印象はぬぐい得ない。

 戦後日本の耐久消費財の普及の歴史については図録2280参照。


(2004年6月28日収録、2005年5月30日、2007年1月5日更新、2008年4月15日更新、2010年5月12日更新、グラフ様式変更、地域別に代えて所得水準別、2011年5月30日更新、2012年11月4日更新、2015年10月29日更新、2021年3月3日・4日更新)


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