上図のように、京都には、東京や大阪にような集散機能に特化した問屋街というより、西陣機業地に代表されるような伝統産業とむすびついた生産、卸、小売の同業者町が数多く立地している。 しかし、中には、江戸時代から三井越後屋や松坂屋も本拠を置いていた室町繊維問屋街(呉服問屋街)のように、東京、大阪より古い歴史を有する由緒ある問屋街もある。 図に掲げた通り、1970年前後における主な同業者町は以下の通りである(二宮書店「日本地誌14」1973年)。
(2021年9月22日収録、9月23日コラム)
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