【コラム】複数の問屋街を擁する都市の事例 都市規模や歴史的経緯によって、専門問屋街の分化の程度は都市により大きく異なる。広域的な卸売商圏をもつ東京、大阪、京都のように市街地の中にいくつもの専門問屋街が分化している場合がある一方で、仙台の国分町の雑品問屋街、福山駅前付近の繊維問屋街のように専門問屋街が1つだけの都市もある。 社会実情データ図録では、東京、大阪、京都については分布図を掲げて独立の図録にしているので、ここでは専門問屋街が分化しているその他の都市の例を掲げておこう。
なお、情報の出所は、杉村暢二(1968)「日本における問屋街の考察 - 中心商店街との関連において」である。 |