総務省統計局が実施している家計調査により県庁所在都市別の緑茶、紅茶、茶飲料の消費量をグラフにした。緑茶と紅茶は重量ベース、茶飲料は金額ベースの値である。

 緑茶消費は、いわゆるお茶どころ、お茶の主要産地で消費も多い。静岡市が1位で最も消費が多く、。第2位は京都市である。3〜5位は長崎市、徳島市、宮崎市の順である。ただし全国第2位の緑茶産地にある鹿児島市の消費量は多くない(図録0465参照)。

 紅茶の家計消費量は緑茶の4分の1以下と少ない。消費第1位は神戸市である。第2はさいたま市、第3位は川崎市、横浜市である。

 以上のリーフティーに変わって急速に消費を拡大したのがペットボトルを中心とした茶飲料である(図録0480)。茶飲料の消費の多い都市1位〜5位は、順に、川崎市、さいたま市、那覇市、宇都宮市、千葉市である。地域別には、関東の諸都市が最も多く、東北・北海道の都市が続いている。西日本の諸都市の消費量は概して少ないが、宮崎市、那覇市といった西南都市では比較的消費が多い。

(2010年4月19日収録)


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