日本の遊園地及びテーマパークの2021年度年間入場者数ランキングを掲げた。第1位は年間1,205万人の東京ディズニーランド・東京ディズニーシー(千葉)、第2位は三重のナガシマリゾートの1,062万人である。

 分野別の1位は、遊園地では東京のよみうりランド、動物園では愛知の名古屋市東山動物園、水族館では名古屋港水族館、植物園では栃木のあしかがフラワーパーク、博物館・美術館では東京の国立新美術館となっている。

 神社仏閣への初詣客は多く、最も人出の多い明治神宮では正月三が日で300万人を超えており、遊園地及びテーマパークのランキングと比較すると、それだけで、ここでのランキング上位に入ってしまう(図録3972参照)。

 2020年と21年はコロナ禍により遊園地及びテーマパークの入場者数は大きく落ち込んでおり、下図で見る通り、21年は20年と比較して回復傾向にあるが、それでも19年水準までに回復している施設はほとんどない。


【コラム】千葉にあるのに「東京」ディズニーランド

 千葉県浦安に立地しているのに東京ディズニーリゾートと「東京」が冠されていることに不満をもつ千葉県民がいるそうであるが、同県袖ケ浦にある「東京ドイツ村」のほうがもっと問題かもしれない。

 子どもに人気の「名古屋アンパンマンミュージアム」も三重県桑名にあるのに「名古屋」と付く。

 さらに、名古屋名物の天むす、ういろう、味噌カツもじつは三重県が発祥であり、何かと名古屋に持っていかれやすいのである。

 もっともこれを指摘しても「名古屋の天むすはエビが大きい」「広めてやったのは名古屋」と地元愛を前面に出した反論が待ち受けているらしい。

 以上は「47都道府県話のネタ大事典」(KAWADE夢文庫、2020年)による。

 参考までに開業40年を迎えるまでの東京ディズニーランドの年表を掲げる。


 グラフに掲げた施設を列挙すると、東京ディズニーランド&東京ディズニーシー(TDL & TDS)、ナガシマリゾート、刈谷ハイウェイオアシス、淀川河川公園、おかげ横丁、JAあぐりタウン、よこはまコスモワールド、国営昭和記念公園、ラグーナテンボス、名古屋市東山動植物園、ハウステンボス、志摩スペイン村 バルケエスパーナ、東京ドイツ村、レオマリゾート、よみうりランド、ひらかたパーク、鈴鹿サーキット、モビリティリゾートもてぎ、那須ハイランドパーク、名古屋市東山動植物園、東武動物公園、よこはま動物園ズーラシア、豊橋総合動物公園 のんほいパーク、アドベンチャーワールド、名古屋港水族館、新江ノ島水族館、横浜・八景島シーパラダイス、サンシャイン水族館、鴨川シーワールド、あしかがフラワーパーク、はままつフラワーパーク、大阪市立長居植物園、東京都神代植物公園、鳥取県立とっとり花回廊、国立新美術館、金沢21世紀美術館、国立科学博物館、東京国立博物館、名古屋市科学館である。

(2005年9月30日収録、2007年1月5日更新、2009年6月17日更新、2011年8月10日更新、2013年11月23日更新、2015年10月31日更新、2018年11月28日これまでの上位80位ランキングから10位ランキング分野別付きに変更、2019年2月7日博物館修正、8月13日更新、2020年2月4日更新、2021年8月12日コラム、更新、2023年1月6日更新、カテゴリー別2020・21年度増減率図、4月13日TDL年表)


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