キャビンアテンダントとしての採用数が多い大学としては、トップは関西外国語大であり、青山学院大がこれに続いている。第3位は関西学院大である。就職率では、トップは、やはり、関西外国語大であり、学習院女子大がこれに続いている。第3位は名古屋外国語大である。 就職率はそれほど高くなくとも女子学生が多い大学では採用数が多くなる。関西学院大や立教大がよい例である。女子学生が多いかどうかは図録3868d参照。 同じく女性の花形職業である女子アナの出身大学がほとんど東京の大学である(図録5660)のに対して、トップ大学だけでなく、上位大学に関西や西日本の大学が多い点が特色となっている。 もっとも、近年は立教大、明治大、上智大といった東京の私大も増えたため、以前はより明確だった関西勢優位という特色はやや薄まってきていると考えられる。 下表では、時期が異なるが、キャビンアテンダントと女子アナの出身大学の所在地別構成を示した。関東の割合が、キャビンアテンダントは約6割なのに対して、女子アナは91%と関東=東京圏への集中度が高いことが分かる。
関西外国語大はデータが掲載されはじめた2007年以降ほぼ首位を守り続けているが、1990年代から関西の女子高生の間でスチュワーデスになるなら関西外国語大がいいとされていたといわれる。また、関西外国語大にはCA養成プログラムがあり、航空会社とも教育上の連携を図っているという。 なお、関西勢優位の特色が薄まってきている点についてはCAの世界に男性が進出してきたことが一因とする見方もあるようだ。 図に掲げた大学は、採用数の多い順に、関西外国語大、青山学院大、関西学院大、立教大、明治大、上智大、名古屋外国語大、明治学院大、同志社大、立命館大、独協大、桜美林大、神田外国語大、西南学院大、同志社女子大、日本女子大、法政大、東京女子大、フェリス女学院大、学習院大、成城大、聖心女子大、早稲田大、北九州市立大、関西大、東洋大、中央大、神戸女学院大、日本大、龍谷大、東洋英和女学院大、学習院大、神奈川大、京都外国語大、駒澤大、津田塾大、横浜市立大、中京大、東海大、近畿大、金城大、南山大、武庫川女子大、安田女子大、また、就職率では、関西外国語大、学習院女子大、名古屋外国語大、聖心女子大、フェリス女学院大、神田外国語大、神戸女学院大、東洋英和女学院大、清泉女子大、津田塾大、東京女子大、宮崎公立大、福岡女学院大、青山学院大、京都外国語大、神戸海星女子学院大、同志社女子大、京都ノートルダム女子大、日本女子大、北九州市立大、独協大、皇学館大、明海大、明治学院大、国際教養大、上智大、成城大、桜美林大、西南学院大、仙台白百合女子大、九州ルーテル学院大、横浜市立大、関西学院大、立教大、神戸松蔭女子学院大、神戸市外国語大、安田女子大、金城学院大、ノートルダム清心女子大、北星学園大である。 (2011年11月14日収録、2012年7月20日更新、2013年8月19日更新、2014年7月1日更新、2015年5月24日更新、2016年4月30日更新、2017年2月2日一時掲載止の後、広告を削除し、コメントを改変して再掲載、5月30日更新、出身大学所在地別構成比、2018年6月13日出所を変更し広告再開、表更新、2019年12月29日出所変更、更新)
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