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 今年の天気の状況を理解するため、気象庁の経年データ(東京都の東京)により、東京の月別の気温、降水量、日照時間をグラフであらわした。

(2023年)

 気温が1月は平年並みだが2〜3月は平年より暖かくなり、桜の開花も早まった。

 気象庁によると今春(3〜5月)の全国の平均気温は、平年を1.59度上回り、統計を開始した1898年以降、最も高かった。これまでの最高は1.24度上回った1998年であり25年ぶりの更新という(東京新聞2023.6.2)。

 10月に入ってそれまでと打って変わったように急に寒くなり、体調を崩す者が続出した(かく言う私も)。

(2022年)

 1月の降水量は少なく、乾いた天候だった。4月〜5月の降水量は例年よりかなり多かったが、6月には、一転して降水量が少なくなり、梅雨明けも27日と1951年の統計開始以降、最も早い記録となった。ただし、個人的な感想を言えば、今年の梅雨における気圧等の変動は体調を崩す性格のものだった。6月は再度一転して降雨量が例年を大きく上回った。降雨量の増加や変動の激しさが地球温暖化の影響で生じている感が大きい。

(2021年)

 1月はほぼ平年並みの平均気温、降水量だった。2月〜3月は例年より暖かく、また降水量も多かった。このため、サクラの開花も早かった。

 2021年から平年値が見直された。新しい平年値を旧平年値と比較すると、平均気温はすべての月で上昇し、中でも3月と7月は0.7℃増とかなりの上昇幅となっている。日照時間は7月と12月を除いて増加し、特に3月と5月で月10時間以上増と大きく増加している。降水量は3月は若干、8月は大きく減少しているが、台風の時期である9〜10月、特に10月は大きく増加している。概して温暖化の影響が認められよう。


(2020年)

 気象庁のまとめによると2020年の日本の天候の主な特徴は以下のとおりである。
○気温の高い状態が続き、年平均気温は全国的にかなり高かった。
○全国的に暖冬で、東・西日本で記録的な高温、日本海側で記録的な少雪となった。
○「令和2年7月豪雨」など7月は東・西日本で記録的な大雨と日照不足となった。

 東京は1月にしては暖かく、また結構雨が降り、降水量は例年より多かった。2月も暖かかったが、降水量は少なかった。3月も引き続き暖かく、桜の開花も早かった。5〜6月は比較的暖かく、4月、6月、9月は降水量が多かった。11月は比較的暖かく、前月から一転して雨がかなり少なかった。

 7月も梅雨空の天気が続き、例年になく、降雨量が多かったほか、特に日照時間が短かった。7月の気象の異例さについては以下のように報じられている(東京新聞2020.8.4)。

「日照時間は東京都心で平年の33%(約47時間)、水戸市で平年の26%(約37時間)にとどまるなど、全国46地点で7月の観測史上最少(タイを含む)となった。東京都心で雨が降った日(1ミリ未満のわずかな降水を含む)は計30日で観測史上最多に。全く降らなかったのは19日だけだった。全国的にも、北海道を除いてほぼ低温傾向で、記録的な多雨と日照不足となった。7月は台風発生ゼロで、1951年の統計開始以降で初めてだった」。

 8月は一転、日照時間が多くて(晴れの日が多くて)、降水量が少なく、気温も高い(猛暑日が多い)気候となった。

 11〜12月はともかく降水量が少なかった。

(2019年)

 気象庁のまとめによると2019年の日本全体の天候の主な特徴は以下のとおりである。
○気温の高い状態が続き、年平均気温は全国的にかなり高かった。
○台風第15号、台風第19号の接近・通過に伴い、北・東日本で記録的な暴風、大雨となった。
○夏から秋にかけて各地で記録的な大雨となった。

 東京の1月の天気は例年と比べても雨が少なく、日照時間が多かった。6月の降水量は例年より多かった。

 7月は「梅雨寒」により日照時間が短く、気温の上がらない涼しい日が続いている。東京都心部は16日までの20日連続で日照時間が3時間に満たない日が続いた。野菜の価格高騰や夏物衣料の売れ行きが伸び悩むなど家計や経済活動に影響が出ている(東京新聞2019.7.17)。

 10月は、次々と襲来した台風の影響で、全国的に暑さも雨も記録的だった。東京も東日本広域で豪雨被害をもたらした台風19号・21号の影響で記録的な降雨量だった(10月としては歴代5位の多さ)。

(2018年)

 1月の平均気温、降水量はほぼ平年並み。日照時間はやや多かった。冬野菜の価格が高騰しているが、理由は、昨年10月の長雨、台風の影響である。2月は降水量が少なかった。

 3月〜4月は、平均気温が平年より高く、日照時間が平年より長くなった。3月は降水量も多い。冬季寒く、春になって暖かくなったので桜の開花も早くなった(図録4345)。

 6月は日照時間や平均気温が5月に「続いて平年を上回り、降水量は5月とは逆に平年を下回っている。関東甲信では平年より2日早い6月6日ごろ梅雨入りとなったが平年より22日早い6月29日ごろに梅雨明けとなった。6月中の梅雨明けは統計を取り始めてからはじめてである。

 7〜8月は猛暑日が多かったことも影響して、平均気温が平年より高くなっている。東日本では下の通り史上最も暑い夏だった(全国の猛暑日は図録4351)。西日本豪雨などとは対照的に東京の降水量は少なかった。

戦後一番暑かった2018年の夏(気象庁調べの6〜8月の記録)
  • 平均気温は、東日本で平年より1.7度高く、統計開始以降、最も暑い夏に。西日本も2位タイの暑さ
  • 埼玉県熊谷市で観測史上最高の41.1度を記録(7月23日)
  • 全国927の観測地点のうち、202地点で過去最高の気温を記録
  • 新潟胎内市で40.8度を観測。北陸で初めて40度超え(8月23日)
  • 台風が観測史上最多タイの18個発生。8月12日〜16日の5日連続発生は初
  • 沖縄・奄美の降水量が平年比177%で、最も雨が降った夏に
(資料)毎日新聞(2018年9月4日)

 9月は、台風第21号と第24号により、広い範囲で暴風や大雨となった影響で降水量が多かった。10月以降は、平年より降水量が少なく、平均気温は高めとなった。12月の日照時間は平年をかなり下回った。

(2017年)

 気温は7月までは平年より暖かく、また特に7月は暑い日が続いたが、8月に入って降雨日が多く、気温も平年並みと涼しくなり、7月と比べても気温が低かった。特に8月は日照時間が平年と比べて少なかった。9月に入ると気温、降水量、日照時間はすべて平年並みに戻った。

 降水量は7月までは雨が少なく、首都圏の水がめとなっているダムも貯水量が減り、水不足が懸念される状況となった。例えば荒川では7月5日から10%の取水制限を開始。21日から20%に引き上げた。日照時間も7月までは平年よりかなり多い状況が続いていた。

 7月21日に発生し8月7日に和歌山に上陸し、東日本を通過し9日に山形県沖で熱帯低気圧に変わった台風5号は気象庁に統計がある1951年以降で3番目の長さだった長寿台風だった。

 これの影響もあって8月から降雨続きとなり、日照時間が平年を大きく下回り、降水量も中旬までは平年を超過する情勢となった。そのため、レジャーや農作物にも影響が出た。

「8月に入ってから東日本の太平洋側を中心に雨が続き、日照不足で気温が低い天気となっている。東京都心は16日も雨が降り、16日連続の雨。8月では1977年の22日連続に次ぐ40年ぶりの長雨となった。海やプールといったレジャーの客足や農作物の生育にも影響が出ている」(毎日新聞2017.8.17)。

 なお、荒川上流の四つのダムの合計貯水率は8月7日現在で例年の71%となお低い水準だが、降雨で河川の流量が増えたため、同日、この取水制限が解除された(毎日新聞埼玉版2017.8.9)。

 なお、都心では8月下旬から降雨が減り(練馬や埼玉ではゲリラ豪雨が発生したが)、月間降水量は平年を下回った。もっとも日照時間はトータルで非常に少なかった。「東京都心の日照は平年の半分の約83時間で8月では過去最少。都心の8月の雨日数(降水量0.5ミリ未満の日を含む)は計27日で、同月としては過去最多タイを記録した」(東京新聞2017.9.2)。

 10月に入ると下旬には2週連続で週末に台風が襲来(21号、22号)、東京でも降水量が平年の2倍以上となった(10月としては過去3位の記録)。

 11月〜12月にはふたたび雨が少なく日照時間の長い天候となった。気温は12月に入って寒くなった

(2017年8月18日収録、8月20日更新、9月2日更新、10/3・11/1・12/1更新、2018年1/1・2/1・3/13・4/2・5/2・6/1・7/3・8/1・9/1・9/5・10/3・11/6更新、2018年1/4・3/1・4/1・6/3・7/8・7/19・8/2・9/12・10/3・11/1・12/3更新、2020年1/2・2/1・3/2・4/7・5/3・7/1・8/2更新、8/57月の天気、9/1・10/1・11/2・12/1更新、2021年1/1・2/3・3/1・4/1・5/2更新、6月3日21年値および平年値更新、平年値新旧比較、7/1・8/2・9/2・10/5・11/2・12/1更新、2022年1/7・2/4・3/11・5/1・6/2・7/2・8/5・9/9・10/3・11/2更新、2023年1/1・4/2・6/2・7/6・9/4・11月1日更新)


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