これまで交際相手がいた女性のうち、その相手から身体的暴行、心理的攻撃、経済的圧迫(これは今回調査から)、性的強要のいずれかの被害を受けた者は22.7%にのぼっている。 このグラフで気が付くのは、年齢別の被害率の違いである。すなわち、30代が29.5%で最も高く、40代が26.6%が次いでいるに対して、20代は23.7%、10代は13.3%と低くなっている。 更新前の約10年前の2014年調査の被害率は、50代は11.5%、40代は18.9%であるのに対して30代は33.0%、20代では30.7%と3割を越えていた。すなわち若いほど被害率が高かった。その後、恋人同士のDVはやや鎮静化したため、若いほど被害率が高くはなくなったのであろう。 下には、男性の方の被害経験率をかかげた。女性よりは被害率は低いが、被害を受けた者は12%程度はいる。 交際相手同士、あるいは夫婦間での暴力的行為の拡大は、男女の未婚率あるいは離婚率の上昇の一因となっていると思われる(図録1540、図録2777参照)。 (2006年4月16日収録、2010年5月13日更新、2012年5月14日更新、2015年3月31日更新、2024年10月21日更新)
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