資料は図録7846と同じ松川二郎(1929)「全国花街めぐり」誠文堂によっており、そのうちの三都以外の分(東京、京都の都市部以外も含む)を掲げた。なお、このデータは、調査済みの結果であり、三都以外の全国の主要な花街でもなお尽くされていない場所がある点に留意が必要である。 こんな感じで三都を除いても全国津々浦々に花街が存在し、三味線の音が鳴り響いていたことがうかがわかると思う。 17花街を擁する名古屋の花柳界の芸妓数が2,500と最も多くなっているが、資料に個別の芸妓数のデータはないが個別花街別ではこれほど突出しているわけではない。 各地の花街には、それぞれの特徴と逸話にあふれているが、ここでは、一例として、長崎の花街について以下に紹介する。
以下に、図で取り上げた花街の一覧表を掲げる。三都と同様に芸妓のみの花街もあれば、娼妓がいる遊廓で芸妓が営業している場合もある。
(参考文献) 西山松之助編(1979)「日本史小百科〈9〉遊女」近藤出版社 松川二郎(1929)「全国花街めぐり」誠文堂 (2011年2月9日収録、2020年1月30日郡山・松坂追加、2023年12月19日秋田(川端)補訂)
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