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 総務省統計局が実施している家計調査により県庁所在都市別の中華めんとスパゲッティの消費量をグラフにした。10年以前のデータも表示選択で掲げた。

 家計消費の地域統計は家計調査の他に5年ごとであるが都道府県単位のデータが得られる全国消費実態調査(総務省統計局)があるがこちらは金額ベースの消費額しか調査していないので、重量ベースの消費量となると県庁所在都市ベースとなるが、やはり家計調査に頼るしかない。

 ラーメン、焼きそば、冷やし中華などに使用される中華めんの消費量第1位は、盛岡市の年間11.5s、第2位は青森市の10.7sである。

 2004〜06年における消費量第1位は、盛岡市の年間13.9s、第2位は那覇市の12.1sだった。「盛岡市は冷めん、じゃじゃめん、わんこそばなどめん類の宝庫でもある。

 上位にランクしている那覇市は郷土料理の沖縄そば、山形市は冷やし中華よりも歴史の古い冷やしラーメンの発祥地、さらに広島市は中華めん入りのお好み焼きが全国に知られる中華めんどころである」(東京新聞2009.5.17知り得ランキング)(注)

(注)ただし、中華そば入りの広島風お好み焼きが出来たのはそう古いことではない。大森洋平「考証要集 秘伝! NHK時代考証資料」(文春文庫)の「広島のお好み焼き」という項目にはこうある。「広島育ちの芳野潔アナウンサーの談、「私が子どもの頃(昭和40年代)には、店に行って『豚玉』と一言言えば、そばの入っていないお好み焼きが出てきました。しかし、30年の時を経て広島に行ってみると、そばが入っているものがスタンダードになっていて、そばを入れて欲しくないときには、『そば抜き』と言わなければならなくなっていました。その辺のことを、複数の店で質したところ、広島風お好み焼きが全国区になっていく中で、関西風との違いを出すためにそうなっていったのではないか、という店員が多くいました」。昭和40年代までの広島が舞台のドラマにお好み焼きを出す時、注意すべき証言である。」
 関西圏で多かったソースの消費は、最近は、全国平準化が進む中で、消費が特に多い地域は広島と岡山に限定されるようになってきており、お好み焼きも両県のソウルフード化が進んでいるものと考えられる。中華そば入りはその先駆けだったのであろう。

 スパゲッティの消費量第1〜3位は、相模原市、さいたま市、横浜市である。東京圏で消費量が多いという特徴がある。

 めん類の消費は概して東高西低の傾向にあるが(図録7725)、中華めんやスパゲッティでも同様の傾向にあることがうかがえる。

(2010年1月2日収録、2019年2月25日広島風お好み焼きの(注)、2月26日更新)


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