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ここでは、同じデータであるが、自転車を最もよく利用する割合でソートし直したグラフを掲げ、さらに他の設問の結果との相関図から自転車利用を促進する要因を探った。 世界の主要都市別の自転車利用については図録6369b参照。 近距離移動で自転車をよく使う国のランキング1位はオランダの45%、2位は中国の33%、3位は日本の27%である。 低く平らな土地を生かした自転車社会としてよく知られるオランダが世界1である点は不思議でないが、オランダと隣接するドイツやベルギーでなく、中国、日本といったアジア勢がオランダに次いでいる点が印象的である。 逆にランキング最下位はカナダでオーストラリア、米国がこれに次ぐ。こうしたヨーロッパからの大陸移民国家ではどうしてもマイカーによる移動が多く、自転車利用は限定的なのである。 ペルーからメキシコ、ブラジルなど中南米、及びアジアの中でも韓国では自転車利用は10%台と中位水準である。こうした国では、近距離においてもバスを中心とした公共交通機関の利用が多い点が目立っている。 対象国が少ないが、1998年段階の近距離に限らない外出時利用交通トリップ比率を図録6370に掲げた。当時からランキングはほぼ変わっていないことが分かる。 下には、自転車利用度と自転車利用の安全性の相関図、及び自転車利用度と自転車インフラとの相関図を掲げた。 まず、安全に自転車に乗れるかどうかと自転車利用度はかなり相関している。やはり、自転車に乗るのが危ない国では自転車利用も少なくなるようだ。 一方、自転車専用レーンなどの自転車インフラの充実度は、必ずしも自転車利用度には結びついていないようだ。トップ2の国については、自転車インフラの充実度ナンバーワンはオランダ、2位は中国と自転車利用度の1〜2位と平行している。しかし、自転車インフラの充実度が最下位の日本は利用度では3位と高い。またサウジアラビアは自転車インフラは充実しているが自転車利用度はかなり低い。 ![]() ![]() 対象国は図の順に、オランダ、中国、日本、ドイツ、インド、ベルギー、スウェーデン、ハンガリー、ポーランド、コロンビア、イタリア、ペルー、アルゼンチン、チリ、メキシコ、韓国、フランス、ブラジル、トルコ、ノルウェー、マレーシア、サウジアラビア、英国、スペイン、南アフリカ、オーストラリア、米国、カナダである。 (2026年1月10日収録)
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