第12回冬季パラリンピック平昌(ピョンチャン)大会は2018年3月18日午後8時から閉会式を行い、10日間の障害者スポーツの祭典は閉幕した。大会には冬季史上最多の49カ国・地域から567選手が参加し、6競技、80種目が実施された。ドーピング問題を抱えるロシア勢は「中立のパラリンピック選手」として個人で参加した。

 日本は金3個を含む計10個のメダルを獲得。目標とした前回ソチ大会の6個を上回った。これまでのメダル獲得数と比較すると(下図参照)、国内開催の長野大会を別にして、2010年のバンクーバー大会の11個に次ぐメダル数だった。

 ただし、10個のメダルのうち5個はアルペンスキー女子座位の村岡桃佳(21)によるものだった(大回転が「金」、回転と滑降が「銀」、複合とスーパー大回転が「銅」)。

 金銀銅の優先での国別ランキングでは、米国が1位、ロシアが2位で、日本は9位だった。メダル獲得数は36個の米国がトップで、日本はやはり9位。金メダル数では、米国が13個で最多、日本はやはり9位だった。

 参考に、比較のため、五輪の国別ランキングを掲載した(図録3987l参照)。

 国別ランキング6〜8位のウクライナ、スロバキア、ベラルーシは五輪のランキングと比較してパラリンピックが上位となっている点が目立っている。

 スウェーデン、韓国、中国は、五輪では多くのメダルを獲得したが、パラリンピックでは、それぞれ、1個、3個、1個と対照的に少なくなっている。ノルウェーも五輪は1位であるが、パラリンピックは14位と案外とランキングが低い。


(2018年3月19日収録)


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