日本テレビ系人気番組「笑点」(日曜日5時半)の大喜利の新メンバーに落語家の桂宮治(45)が新たに決まったことを紹介する東京新聞の芸能記事で、1966年以来の大喜利メンバーや司会、さらに座布団運びを誰がつとめていたかの変遷図が掲載されていた。よくできた図なのでここでも紹介することとした。

 笑点は1966年(昭和41年)5月15日に『金曜夜席』を受け継ぐ形で放送開始。番組名は、立川談志がヒットドラマ『氷点』をもじって命名したとされているが、談志によれば命名したのは番組スポンサーのサントリーに当時在籍していた柳原良平だという。

 放送開始当時はまだカラーテレビの普及率が1%にも満たない時代だったが、当番組は初回から一貫してカラーで放送されている。

 司会者は初代の立川談志から前田武彦、三波伸介、三遊亭円楽、桂歌丸、そして春風亭昇太へと引き継がれている。

 「笑点」新旧メンバーの出演経緯等については、ウィキペディアに詳しい(ここ)。

 新聞掲載図以降の動きとしては、6代目三遊亭円楽が2022年2月6日から脳梗塞による入院に従い休演。その後、2022年9月に亡くなり、後継候補選びの末、早くから将来を嘱望された逸材で人気も高い春風亭一之輔(45)に決定したことが、23年2月5日の同番組内で発表された。時代トレンドから女性落語家の蝶花楼桃花の本命視されていたが、「16年に林家三平が笑点メンバーに入ったが『面白くない』などと批判を受け21年末で降板した。抜擢≠ニいうイメージでメンバーになると、うまくいかなかったら批判を浴びる」ということから、すでに実績がある売れっ子の一之輔が選ばれた模様。確かに三平の後に笑点メンバーに入ったのも、当時すでに売れっ子だった桂宮治だったのである(東スポWeb、2023.2.6)。

(2022年8月26日収録、2023年2月6日以後の動き追加、6月4日図補訂)


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