以下は2024年更新前のコメント

 大学進学率の国際比較を図録として掲げた。大学進学率の算出法としては、個別の学校では高卒者のうち何%が大学へ入学するかという点に着目するが、ここでは、国際比較のため、大学入学該当年齢の者のうち入学者は何%かという算出法を取っている。

 米国、英国、日本はほぼ5〜6割台の水準、フランス、ドイツは4割台の水準である。韓国は8割を越え、特段に高い大学進学率となっていたが、最近は、やはり高すぎるという反省が起こったのか、7割近くまで低下している。

 韓国においては需要以上に大学卒業者が増えたため、需給ギャップが広がり、大卒の失業率が問題となっているという。中には高卒と偽って就職しようとする者も出ているらしい。

 日本における高校進学率と大学進学率の長期推移を図録3927に掲げた。

 大学へ入学しても中途退学で必ずしも全員が卒業するわけではない。大学退学率の国際比較を図録3928aに掲げた。日本は退学率が世界的に見ても非常に低い点が目立っている。

 なお、入学率、退学率を含め、国民が小学校から大学まで各教育機関に平均何年就学するかを算出し国際比較したデータを図録3930に掲げた。

(2008年9月25日収録、2015年1月19日更新、2024年3月17日更新)


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