各国で高齢になっても働き続ける比率(高齢者労働力率)については、図録1400で主要国の推移を男女別に示したが、ここでは、OECD諸国における各国比較の男女計のデータを掲げた。

 高齢就業を示す別個のデータとして男女別の平均退職年齢の国際比較を図録1420でおこなっているのでこちらも参照されたい。

 日本の就業率は65-69歳については53.5%と最も高く、60-64歳については74.4%とアイスランドについで高い。

 主要先進国(G7諸国+韓国)の65-69歳就業率を高い方から掲げると、

 1.日本 53.5%
 2.韓国 52.2%
 3.米国 32.4%
 4.カナダ 28.0%
 5.英国 26.7%
 6.ドイツ 20.8%
 7.イタリア 16.1%
 8.フランス 11.1%

となっており、最低のフランスから最高の日本までかなりの差がある点が印象的である。早く引退して余生を送るフランスやイタリアといつまでも働き続ける日本や韓国との対比が目立っている。米国は平均寿命が短いのにけっこう高齢就業が多い点も目立っている。

(2025年10月13日収録)


[ 本図録と関連するコンテンツ ]



関連図録リスト
分野 人口・高齢化
テーマ
情報提供 図書案内
アマゾン検索

 

(ここからの購入による紹介料がサイト支援につながります。是非ご協力下さい)