摂取量は、個別品目の量は多くないが、厚生労働省の国民健康・栄養調査で調べられている。野菜11品目の摂取量は多い順に、たまねぎ 、キャベツ、大根 、じゃがいも、はくさい 、にんじん 、トマト 、ほうれん草 、きゅうり 、さつまいも、ピーマンである。 男女別の違いが目立っているのは、たまねぎ、キャベツ、じゃがいもで男性の方が多く、トマト、さつまいもで女性の方が多いことである。 家計での購入数量(二人以上の世帯)の25品目のランキングは、多い順に、キャベツ、たまねぎ、だいこん、トマト、じゃがいも、にんじん、はくさい、きゅうり、もやし、レタス、ねぎ、ブロッコリー、なす、かぼちゃ、ピーマン、ほうれんそう、えのきたけ、しめじ、さつまいも、さやまめ、ごぼう、生しいたけ、さといも、れんこん、たけのことなっている。家計での摂取量の時系列変化は図録0286参照。 一方、家計での支出金額(二人以上の世帯)の25品目のランキングは、トマト、きゅうり、たまねぎ、ねぎ、キャベツ、レタス、じゃがいも、にんじん、ブロッコリー、ピーマン、ほうれんそう、さやまめ、なす、生しいたけ、しめじ、だいこん、かぼちゃ、はくさい、えのきたけ、ごぼう、れんこん、さつまいも、もやし、さといも、たけのことなっている。 トマト、きゅうり、ねぎなどは購入数量の割に支出金額が高い品目となっている。 トップスリーは、摂取量では、たまねぎ 、キャベツ、大根。購入数量では、キャベツ、たまねぎ、だいこん。支出金額は、トマト、きゅうり、たまねぎとなっている。 摂取量と購入数量では、好きな野菜の上位3品目が完全にダブっている点が興味深い。まさに、キャベツ、たまねぎ、大根という野菜3品目が日本人にとっても野菜の王様だといえよう。そして金額的にはさらに、トマト、きゅうりが加わり、野菜の主要5品目となろう。 (2017年7月3日収録、2020年9月11日更新)
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