お盆休み最後の土日となった8月15、16日の主要観光地の人出は、KDDI(au)が調査した23地点の大半で前年8月の休日平均に比べて減少している。 減少率は2〜4割の地点が多く、新型コロナの感染再拡大で、帰省や旅行を控える動きを反映したと考えられる。 15、16日の減少率が大きかったのは浜名湖内浦湾で、それぞれ55.1%減と69.0%減と5割を下回った。金沢市の兼六園は45.1%減と54.4%減、熊本城公園も41.7%減と42.6%減となった。 日光東照宮は15日に38.7%減、16日が46.5%減。浅草雷門はそれぞれ35.8%減と39.2%減だった。 15日の土曜日に関しては、京都円山公園、明石海峡大橋、道後温泉、石垣島ゆいロードの4か所では、例外的に、むしろ人出が増加している。 下には、5月のゴールデンウィークからお盆までの人出の推移を箱根湯本と沖縄石垣島について示した。箱根湯本は新型コロナの感染拡大が続いてた5月には人出が大きく減少していたが、その後、夏にかけて人出が回復していた。しかし、感染の第2波を受け、お盆には再度落ち込んでいる。多くの主要観光地が箱根湯本と似たパターンを示している。一方、石垣島は昨年と比較して余り落ち込んでいない点が特殊である。 対象となった主な観光地は、次の通り。函館駅前、小樽運河、日光東照宮、浅草雷門、江の島、鎌倉駅、箱根湯本駅、金沢市兼六園、松本駅、軽井沢駅、熱海温泉街、浜名湖内浦湾、伊勢神宮、円山公園、神戸市メリケンパーク、淡路島 明石海峡大橋、奈良市 大和西大寺、広島市本通り、道後温泉、長崎市観光通り、熊本城公園、由布院、石垣島ゆいロード。 (2020年8月21日収録)
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