米国の基本統計集であるStatistical Abstract of the United Statesによると、米国人のボランティア参加率(対人口比)は26.2%と4人に1人以上がボランティア活動に参加している。 性・年齢・学歴別に見ると、女性の方が参加率が高い点、年齢別には20歳代の一時期を除いて各年齢で一定の参加率となっている点がうかがえる。 学歴別にはハイスクール卒未満で1割以下であるのに大卒では4割以上と、高学歴な者ほど参加率が高いという目立った特徴がある。 人種・民族別には、白人の参加率が高く、黒人やアジア系は低い。また白人の中でもヒスパニック(白人以外も含むが)は、黒人やアジア系より参加率が低い。 分野別のボランティア活動参加者の構成比では、教会を中心とした宗教団体でのボランティア活動が最も多く、こうした点に、日本と欧米とのボランティア活動の大きな違いをうかがうことが可能である。 (2010年3月1日収録)
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