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 天皇・皇后両陛下の都道府県別訪問数については図録7229で紹介したが、ここでは、国別海外訪問数を掲げた。

 訪問対象国は、アフリカ、中東、オセアニア(パラオ以外)を除く世界36カ国にのぼる。92年の中国、94年の米国、98年の英国、00年のオランダ、09年のハワイなど、大戦を戦った相手国・地域にも赴いた。

 両陛下の海外訪問は親善に重きが置かれ「皇室外交」は存在しないのが建前だが、これらの国への訪問では、歴史的・政治的な「しこり」を和らげた例が多い。

「30年間で進んだ「昭和の清算」だが、かつて植民地化した隣国・韓国への天皇訪問は実現していない。皇太子だった86年に訪韓が一度決まったが、皇后さまのご病気で延期になった」(毎日新聞2019.4.24)。

 訪問回数が多いのは、米国(自治領サイパン島を除く)、タイ、英国の3回(皇后さまのみの訪問を加えるとベルギーも3回)、及びマレーシア、ドイツ、スウェーデンの2回である。その他、アジア、西欧、東欧、米州と幅広く各国を訪れている。

 訪れた国・地域名を掲げておくと、中国、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、英国、アイルランド、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、ドイツ、スイス、オーストリア、フランス、イタリア、バチカン、スペイン、ポルトガル、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、ポーランド、ハンガリー、チェコ、エストニア、ラトビア、リトアニア、米国、カナダ、ブラジル、アルゼンチン、米自治領サイパン島、米国ハワイ州、パラオである。

(2019年4月30日平成最後の日に収録)


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