大正〜昭和初期の京都花街の芸妓人数についてはページ末に掲げたが、ここでは幕末・明治期の芸妓数について示した。

 幕末、明治期には、両時期ともに祇園が断然最大の花街であり、先斗町がこれに次ぐ規模をもっていたことが分かる。

 そして、祇園、先斗町に次いで宮川町や上七軒の人数が多くなっている。

 昭和初期には、祇園に次いで宮川町の規模がおおくなっているので、祇園に次ぐ二番手が先斗町から宮川町に代わったことがうかがえる。先斗町が衰えたのか、それとも宮川町が躍進したのかのいずれかであろう。

 比較のために昭和初期の状況を図録7846から以下に再録した。花街ごとの特徴についてもこちらの図録を参照。


(2023年6月18日収録)


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