使ったデータは家計調査の県庁所在市別の年間支出額である。飲みものは茶類(緑茶、紅茶などの茶葉のほか茶飲料を含む)、コーヒー類(コーヒー飲料、ココアを含む)、炭酸飲料、ジュース(野菜ジュースを含む)、牛乳という5種類の飲みものを取り上げ、それらの年間支出金額構成比の県庁所在市ランキングが最も高い品目を選び、それぞれの県庁所在市で県が代表されると仮定して、それぞれの飲みものを好んでいる地域として色分けした。 コーヒー類を特に好んでいるのは、東京のほか、中部、北陸、そして山口・福岡の地域である。 ジュースが好きなのは北東北3県と奈良、和歌山、高知、鹿児島にかけての西南暖地である。 牛乳を特に好んでいるのは、中四国の諸県である。牛乳好きの地域がもっともまとまったかたまりをつくっている。 以前はもっとも多かった茶類は、それ以外の地域である。炭酸飲料は地域的なかたまりの傾向が見られず、北海道、山形、埼玉、山梨、大阪、香川、佐賀、熊本、沖縄とばらばらに分布しているという特徴がある。 緑茶、紅茶、コーヒーの構成比の変遷については図録7238f参照。 (2022年6月30日収録)
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