死者は1945年末までに推計14万人前後とされているが正確にはつかめていないという。即死以外でも、原爆投下後に爆心地周辺を訪れ、放射能を浴びた「入市被爆」で亡くなった者も多い。
図や上表のとおり爆心地から2キロ以内の死亡者数が多く、死亡割合も2キロまでで極端に高かった。 「爆心地から半径2キロ以内の死者のうち、約60%が熱線と火災による熱傷、約20%が爆風による外傷、残りの約20%が放射能障害によるものと考えられている。放射能は白血病などを引き起こし、今なお被爆者を苦しめている。広島の原爆死没者名簿には8月6日現在、29万7684人の名前が記されている。」 全国の空襲被害に占める広島の位置は図録5226e参照。広島市の人口推移への影響については図録7700参照。 原爆投下の正当性に関する日米国民の意識については、図録5224参照。 (2015年8月10日収録)
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