研究開発から生産販売まで一貫して展開するメガネブランド企業である株式会社ジンズ(JINS)は、業界のリーディングカンパニーとしてメガネの実態調査を行い、結果をメガネ白書として発表している。

 2022年調査では都道府県別に、どんなメガネをかけているかを調査し、度付きメガネのほか、サングラスをかけている人の割合のランキングも公表している。ここではサングラス使用率の都道府県ランキングを図録として掲げた。

 サングラス使用率の上位3位は、沖縄県の26.7%がトップであり、長崎県、宮崎県が続いている。九州の県民のサングラス使用率が高い。

 一方、サングラス使用率の下位3位は、滋賀県の11.7%が最も低く、鳥取県、富山県がこれに次いでいる。山陰、北陸の日本海側でサングラスをかけている人が少ないという結果だった。

 こうした結果は、ファッションセンスというより、その地域の日差し(日射し)が強いか、あるいは弱いかの影響が大きいといえよう。滋賀県が最低なのは海がない点も影響している可能性もあろう。

 ちなみに米国のサングラスブランドのキー(Quay)も店舗展開については、カリフォルニア、アリゾナ、テキサス、フロリダの各州に出店するなど、特に米国の日差しの強い州に重点を置いているそうだ(ここ)。

 日差しが弱く、日照の足らない県では、そのための健康問題もかつて生じ、平均寿命ランキングも戦前は低かった点については、図録7248、図録7253参照。

(2022年10月11日収録)


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