最も多いのは中国の8,886人であり、香港が8,500万人台、ドイツが8,400万人台、米国が6,400万人台でこれに続いている。以下は、英国、ポーランド、ロシア、カナダ、イタリアである。香港が多いのは中国本土との行き来が多く、これが海外旅行と見なされるためである。 世界ランキング上位の国民が国際旅行客として世界中で見掛けることが多いはずである。 日本は第14位と決して海外旅行客が多いわけではない。 次ぎに、海外旅行客が人口100人当たりで何人かのデータを同時に掲げた。この値が高い国の国民ほど海外旅行が好きな国民といえる。 最も高いのは、極度に高い香港を別にするとハンガリーの167人であり、スウェーデン、シンガポール、フィンランド、アイルランド、スイスといった国がこれに続いている。中国人系を除くとEU域内の移動が多いことが分かる。 米国の海外旅行者数は世界第3位であるがこちらの人口当たりの指標では20人とむしろ低いレベルである。 中国は海外旅行客が増加し、世界中で見掛けるようになっているが、13億人の人口比では100人当たり6.5人とまだ多くの国民が海外旅行を楽しんではいない。 地続きのヨーロッパでは海外旅行客が相対的に多い傾向がある。南ドイツの住民にとって物価の安いチェコにマイカーで出掛けるのは観光旅行の要素もあるが買い出しの要素もある。 逆に米国、中国、インドといった大陸国では海外旅行は相対的に少ない傾向があると考えられる。 インドは大陸国であり所得水準も低いため、人口100人当たりの海外旅行者数は1.2人と図中の国の中では最低である。 図録の対象となった海外旅行客数上位50位の国は多い順に以下である。中国、香港、ドイツ、米国、英国、ポーランド、ロシア、カナダ、イタリア、フランス、ウクライナ、サウジアラビア、オランダ、日本、ハンガリー、メキシコ、インド、韓国、スウェーデン、スペイン、スイス、ルーマニア、オーストリア、ベルギー、カザフスタン、ブラジル、オーストラリア、シンガポール、フィンランド、デンマーク、インドネシア、イラン、トルコ、アイルランド、アルゼンチン、シリア、チェコ、タイ、エジプト、ギリシャ、イスラエル、アルバニア、ブルガリア、アゼルバイジャン、コロンビア、オマーン、チリ、ジョージア、スロベニア、スロバキア。 (2007年10月2日収録、2012年7月25日更新、2017年9月19日更新)
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