経済規模では、G7諸国である米国、日本、英国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダなどの欧米先進国の経済規模が世界の中でも目立っている様子が見て取れる。 最近では、中国、インド、ブラジル、インドネシア、南アフリカなどBICSと呼ばれる新興国、あるいは韓国や産油国のサウジアラビアが経済的に大きなシェアを占めるようになっている様子もうかがえる。 ところで、インドネシアやロシア、カナダは大きな国土が東西に広がっているせいで図では横長の面積となり、経済規模の大きさがやや目立たない。 経済規模(国民所得規模)では余り目立たない存在であるのに対してインターネット人口では存在感が大きい国は以下の通りである。 (アジア) ・ベトナム ・タイ ・フィリピン ・インドネシア (中東) ・イラン ・トルコ (アフリカ) ・ナイジェリア ・エチオピア いずれにせよ、出典先の世銀報告書がこれらの図につけているタイトルの通り、インターネットは所得より均一に広がっていることが明快である。インターネット人口の規模が、情報の受発信の規模をあらわし、ひいては世界における発言力の大きさをあらわしているとしたら、経済規模では軽視されがちでもインターネット人口で存在感の大きい上掲の諸国の動向はこれまで以上に重視すべきといえよう。 主要国のインターネット普及率の推移については図録6300参照。 (2016年2月8日収録)
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