毎日新聞と埼玉大学社会調査研究センターの意識調査による「平成期の印象的な出来事のランキング」は図録2642で取り上げたが、ここでは、同じ調査から、平成の政治的な出来事への好印象・悪印象についての回答結果をグラフにした。

 最も好印象が多いのは「北朝鮮による拉致被害者の初の帰国」('02)であり、「小泉純一郎内閣誕生」('01)、「郵政選挙で自民党大勝」('05)がこれに次いでいる。上位3項目が同じ小泉政権期の出来事である点が目立っている。

 最悪の印象なのは「消費税導入」('89)であり、「民主党政権誕生」('09)、「安保関連法成立」('15)がこれに次いでいる。新しい税の導入については、国民の評判が良い筈もないが、消費税については28%が好印象と回答しており、案外、評価している国民もいることが分かる。

 「関心がない」の割合が少ないほど良し悪しは別にして関心が高かった出来事だといえる。最も関心が高かったのは、「北朝鮮による拉致被害者の初の帰国」('02)であり、これに「消費税導入」('89)が続いている。

 逆に、「関心がない」の割合が最も高かったのは、設問の選択肢の中では「村山談話を発表」('95)であり、「細川護熙連立内閣発足」('93)がこれに次いでいる。

 こうした結果を見ると、印象に強く残っている政治的な出来事は、当時、強い印象を国民に与えたという側面とその後の日本の行方に大きな影響を与えたという側面の両面が作用していると思われる。

(2019年1月4日収録)


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