経済に占める公共事業割合は地域別にほぼ平行して推移している。公共事業が地域経済に占める比重は、近年の実績では、北海道・東北、九州、四国、中国の順で、全国平均を大きく上回り、愛知県を含む中部がほぼ全国平均並み、そして、大阪を含む近畿、及び東京を含む関東が、同じ程度、全国平均を下回っている。かつては、四国が九州を上回っていた時期が長かったのを除くと、この順番は、ほぼ変わっていない。 地域ブロック別ではなく、3大都市圏と地方圏に分けて集計して手見ると、地方圏の方が公共事業割合が2倍以上高く、また、この倍率(相対的な公共事業依存度の高さ)は、高度経済成長の間に低まったのに対して、それ以降は、長期的に高まって来ているという傾向が認められる。 (2013年7月17日収録)
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