参加者(完走者)の数の最も多いマラソン大会は、ニューヨークシティ・マラソンである。これにベルリン・マラソン、ロンドン・マラソン、シカゴ・マラソンが続いており、これら4大会は3万人以上の完走者数を誇っている。 以下に主要マラソン大会について、前回日本人参加者数や優勝賞金などを含めて表にした。ホノルル・マラソンは日本人が1万人以上参加している点で目立っている。「高額賞金を定めている大会も少なくない。大会新記録や世界記録を出した場合、優勝賞金のほかに賞金を上乗せするケースも見られる。世界記録達成ではドバイマラソンは100万ドル、東京マラソンは3000万円のボーナス。」(東京新聞2009.2.15)
世界各国のマラソン大会数を見ると、米国が21大会で最も多く、イタリアの18大会、日本、カナダの13大会がこれに続いている。
3大会以上開催されている国を、大会数の多い順に掲げると、米国、イタリア、日本、カナダ、メキシコ、スペイン、ブラジル、ドイツ、ポーランド、フランス、オランダ、フィンランド、ポルトガル、スイス、インド、中国、韓国、ロシア、エクアドル、英国、チェコ、香港、オーストラリア、スウェーデン、セルビア、トルコ、エジプト、タイ、台湾の29カ国となっている。 日本の市民ランナー推計数は600万人以上、週1回以上走っている愛好者も297万人に達するといわれる(SSF笹川財団「スポーツライフに関する調査」)。 また日本のマラソン大会は、フルマラソン以外の距離も含めると全国各地で年間300以上開催されているといわれるが、主要な大会は、福岡国際マラソン、別府大分毎日マラソン、大阪国際女子マラソン、名古屋国際女子マラソン、びわ湖毎日マラソン(以上参加資格厳格)、東京マラソン、青梅マラソン(30q)、かすみがうらマラソン、つくばマラソン、北海道マラソン、長野マラソン、河口湖マラソン、福知山マラソン、NAHAマラソンなどである。 日本のマラソン大会については図録3989m参照。 (2009年2月27日収録、2018年4月18日川内優輝選手ボストン・マラソン優勝)
[ 本図録と関連するコンテンツ ] |
|