ここでは、この数字の根拠となった推計のグラフをWHOの資料から掲げた。この図は英エコノミスト誌(The Economist 2008.2.9-15)でも「無情な殺人鬼」(A mercilesskiller)という題の記事で紹介されている。 HIV・エイズと下痢症に関しては、喫煙の有無は関係ないが、その他の心臓病、肺疾患、癌などの重大死因については、喫煙が死亡リスクを増大させている状況を分かりやすく図示したものである。 同様に肥満による死亡増を米国について計算した例は図録8800(米国では肥満が社会問題化)参照。 タバコによって死亡が減少している側面については計算に入っていない点について留意が必要である。例えば、米国などで禁煙が進んで肥満比率が上昇し、そのため肥満にもとづく死亡が増えている可能性については計算外である。ストレスに及ぼす影響についてもどうであろう。 (2008年6月12日収録、7月28日米国肥満コメント追加)
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