総患者数では東京が24.0万人と最も多く、神奈川が16.1万人、福岡が10.9万人で続いている。最も少ないのは高知の7千人である。 人口当たりの総患者数を見ると、必ずしも、大都市圏で多く、地方圏で少ないという傾向は見られない。県毎にばらつきが大きい。 人口比で第1位であるのは、京都であり、これに、徳島、福岡が続いている。北関東や北陸、京都を除く関西圏で少なく、北東北太平洋側や南関東にやや多い感じはある。 2020年はコロナの影響を考慮に入れなければならないが、そのほか、患者数の地域分布は、実際に罹患している患者数もあるが、その他、躁うつ病にかかっても行きやすい病院があるか、病院に気軽に行く社会環境があるかによっても影響されていると考えられる。 サンプル数に限界があるためか、それとも実際に患者数の変動が大きいためか、毎回の値は変化が大きい。以下には上下5位までの都道府県ランキングの表を掲げた。2年次連続して登場している地域をカラー表示したが、2014年の上位5位は2011年の上位5位と全部入れ替わっているなど、いずれかの地域が常に上位にあるとはいえない。その程度のデータと考えた方がよいかもしれない。2年次以上連続で登場していて目立っている県としては、上位では、島根、鳥取、愛媛、福岡、下位では、滋賀、大阪、栃木、富山、特に富山があげられる。
全国の躁うつ病の総患者数推移は図録2150参照。 (2007年7月13日収録、2010年1月7日更新、2012年11月28日更新、2013年10月22日福島県分追加、2015年12月17日更新、2016年1月6日人口当たり患者数上下5位表追加、2019年3月3日更新、2022年7月17日更新)
[ 本図録と関連するコンテンツ ] |
|