平均寿命の世界ランキングを図録化している(図録1620)が、ここでは男女計の平均寿命の世界マップを作成し、世界各国の状況を概観した。更新前の2010年地図はここ、2002年地図はここ

 図を見れば、大陸ごとに平均寿命の顕著な特徴が見てとれる。

 まず、サハラ以南アフリカの低さが目立っている。ほとんどの国で70歳未満であり、中には50歳台の国もかなりの数存在している。

 欧米(西欧、中欧、北米、オーストラリア・ニュージーランド)は、すべて75歳以上であり、80歳以上の国もかなり見られる。平均して寿命が高い大陸となっている。

 南米は70歳代の国が多く、60歳代が若干ある。

 アジアは高低差が目立つ。すなわち、
  • 世界一の長寿国日本(80歳台)、韓国も80歳代
  • 70歳代後半を達成している中国、トルコ、サウジアラビア、イランなど近東諸国とマレーシアなど一部東南アジア諸国
  • 70歳代前半のロシア、ウクライナ、カザフスタンなど旧ソ連地域とインドからインドネシア、フィリピンなど東南アジアにかけての諸国
  • 50歳代の国はない
  • アフガニスタン、パキスタン、ミャンマーなどは60歳台とかなり低い
 更新前のグラフと比較するとサハラ以南アフリカでも平均寿命40歳台の国がなくなった一方、欧米で平均寿命80歳台の国がかなり増加している。

(2004年9月26日収録、2008年4月6日更新、2012年6月13日更新、2023年10月2日更新)


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