図録1555では、長期的に幼児や青壮年の死が激減し、ほとんどの人が高年齢で死亡する「高齢死社会」とも呼ぶべき新時代が到来したことを図示した。ここでは、それでは実際に何歳で亡くなる方が多いのかを示すことにする。

 図は、死亡届を集計した人口動態統計(厚生労働省)から、各歳別の死亡者数のデータをグラフにしたものである。

 2018年の死亡ピーク年齢は、男が85歳、女が91歳となっており、いずれも平均寿命より高年齢になっている。報道される有名人の死亡年齢、あるいは年賀はがき中止を通知する喪中はがきに記載された「享年」からもこのピーク年齢は実感されよう。

 ちなみに、男女ともに70歳にもう1つのピークがあるのは、この年齢が団塊の世代のピークに当っており、母数が多いので死亡数も多いからである。なお、女性の場合は、その年齢では死亡率が男性に比べまだ高くないのでピークは余り目立っていない。

 もう1つの図には、死亡ピーク年齢とその年齢の死亡者数が2000年以降どのように推移してきたかを示した。

 男女ともに、高年齢化と多人数化が進んでいることが一目瞭然である。

 男性は女性より高年齢化の進捗度合いが大きい。2000年から2018年にかけて男性はピーク年齢が74歳から85歳まで10歳以上も高くなっているのに対して、女性はもともと高年齢化が進んでいたためか、86歳から91歳へと5歳しか高くなっていないのである。

 ピーク年齢の死亡者数の増加は、男性より女性の方が大きくなっている。そのため、男性より女性の方が垂直方向に突き立った軌跡を描いている。

(2020年2月25日収録) 


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