OECD諸国における一人親家庭、二人親家庭で暮らす子どもの割合を示した。二人親家庭の場合、両親が事実婚なのか、夫婦なのかが分かる場合には、その区別も図示している。

 一人親家庭の割合だけの少し古いデータは図録1530参照。各国における生まれる子どもの婚外子割合とその変化については図録1520参照。

 日本は二人親の割合が87.6%とOECD諸国の中で、トルコ、ギリシャ、ポーランドに次いで4番目に高くなっている。シングルマザー、シングルファザーの一人親家庭の子どもは12.2%と比較的少なくなっている。

 OECD諸国の中で二人親の割合が最も低いのは米国の68.9%であり、米国の子どもの27.1%は一人親である。

 事実婚の二人親家庭で暮らす子どもの割合が最も多いのはスロベニアの30.8%であり、これにエストニアの30.7%、アイスランドの26.6%が次いでいる。

 欧米主要国の中では、オランダ、イタリア、スペイン、ドイツなどでは、一人親家庭や事実婚家庭で暮らす子どもは比較的少ないが、フランス、英国、米国では、そうした子どもが比較的多い。もっとも米国の場合は事実婚家庭の子どもは余り多くない。

 図で対象とした国は、図の順番にトルコ、ギリシャ、ポーランド、日本、スイス、オランダ、スロベニア、チェコ、フィンランド、スロバキア、イタリア、オーストリア、ルクセンブルク、エストニア、スペイン、ドイツ、アイスランド、オーストラリア、アイルランド、スウェーデン、カナダ、デンマーク、ポルトガル、メキシコ、ハンガリー、ノルウェー、フランス、英国、ベルギー、リトアニア、ラトビア、米国である。

(2020年4月18日収録) 


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