米の毎年の家計消費量(購入量)は減少が続いている。 特に影響が大きかったのは93年の冷夏の影響(図録4350参照)による凶作であり、米の緊急輸入が行われる中、国産米の在庫がなくなる直前の94年の2〜3月に家計の買いだめが発生した。その後、作柄が回復しても、93年までの購入量から一段下がった購入量しか実現されなくなった。 毎年のように家計の米消費量は低下傾向にあるが、2004年は特に前年に比して消費量が低迷し、その後も水準低下が続いた。 近年、小麦粉価格が急激に上昇し、パンやめん類も値上げされているため、家計面から米回帰が起こりつつあるといわれる。まだ家計消費量の月別データでは影響があらわれていないが今後を見守りたい。 (2004年9月24日収録、2006年4月26日更新、2008年4月3日更新)
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