成人の日本人が好きな料理については図録0332参照。 子どもが嫌いな食べ物1位はゴーヤ、好きな料理1位は寿司、嫌いな料理1位はレバー料理となっている。 嫌いな食べ物では、なす、セロリー、ピーマン、トマトなど上位に野菜が並んでおり、嫌いな料理の3位はつけもの、6位はサラダとなっている。栄養バランスからいえば、成人における野菜摂取の不足と並んで、子どもの野菜嫌いは、是非、改善する必要がある。 個人的には、子どもの頃を思い出して、嫌いな食べ物ではにんじんが1位でないのは意外であった。ゴーヤ、レバー、セロリーが上位なのは分かるが、なすが2位、トマトがにんじんよりずっとレベルが高いというのは何となく実感に合わない。うなぎが嫌いな料理第2位というのも信じられない。私の感覚が他と違うのか、世代の差があるのか、昔と今とで食材の味に違いがあるのか、正確なところを知りたいところである。 好きな料理の1位が寿司は、なるほどと思わせるところがあるが、ハンバーグが14位というのは、思ったより好きではなかったんだなと思わせる。 なお、好きな料理のベストテンを調査が行われた5年おきに掲げると以下の通りである。 子どもの好きな料理ベストテンの推移
(資料)日本スポーツ振興センター「児童生徒の食生活実態調査報告書」 1995年度から2010年度にかけ順位を大きく躍進または急落させた品目
1995年度から2010年度にかけて、カレーライス、ラーメンは一貫して上位にあるが、上のように品目によっては大きく躍進、または急落しており、結構、変化が激しい。
寿司は、かつての大人の高級外食に止まらず、回転寿司、寿司弁当といった庶民食として躍進したため、子どもにも馴染み深い料理となったのであろう。 図に取り上げた食べ物、料理の中には名称を簡略表示したものがある。これら名称をすべて省略せずに、図に掲げたもの及び非掲載のものについて順番に挙げると以下である。 調査票における食べ物名・料理名
(2006年4月7日、2011年10月17日更新、2013年9月18日更新)
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