低糖質、高たんぱくの食品の人気が高まっている。そこで食品成分表から可食部100グラム当たりの糖質とたんぱく質のグラム数をグラフにした。

 糖質は炭水化物から食物繊維を差し引いて求めている。想像されるように、穀物由来の食品、あるいは砂糖は糖質が多いことで目立っている。いもや果実の糖質もこれらに次いで多い。魚介類や畜産物には糖質がほとんど含まれていない。

 たんぱく質は魚介類や畜産物には多く含まれている。たんぱく質の多い食品トップ5は以下である。

(可食部100g当たりたんぱく質トップ5)
1.チーズ
2.さば缶
3.たい
4.干しあじ
5.いわし

 野菜や果実には少ないが、スパゲッティなど穀物由来の食品にもかなりたんぱく質は含まれている。しかし、これらからたんぱく質を摂取しようとすると糖質も同時に多く摂取してしまうことになる。

 余り糖質を摂らずにたんぱく質を摂取できる食品は何かを調べるため、2番目のグラフには、カロリー当たりのたんぱく質量を示した。

 この指標でのトップ5の食品は以下である。魚介類が最も高い値を示し、豆腐や納豆など大豆製品がこれに続き、肉や乳製品は、それらに次いでいる。

(カロリー当たりたんぱく質トップ5)
1.いか
2.たい
3.干しあじ
4.さば缶
5.豆腐

 食品のカロリー量やたんぱく質100グラムを摂取するための食品ごとのコストについては図録0219参照。

(2021年5月8日収録)


[ 本図録と関連するコンテンツ ]



関連図録リスト
分野 食品・農林水産業
テーマ  
情報提供 図書案内
アマゾン検索

 

(ここからの購入による紹介料がサイト支援につながります。是非ご協力下さい)