中国の水系流域図を掲げた。河川の流量を図示している水系流域図は珍しいと思う。

 中国の水系は、外洋に流出する「外流区」と内陸で完結する「内流区」に大きく分かれている。

 外流区の中には太平洋に流出する太平洋流域のほかに、インド洋流域、及び北極海に流出する北極海流域がある。

 太平洋流域には、中国沿海部に流出する黄河、長江などのほか、東南アジアを経て南シナ海に流出するメコン川の上流部がある。インド洋流域にはミャンマーを経てインド洋に流出するサルウィン川(怒江)やイラワジ川、インドを経てやはりインド洋・ベンガル湾に流出するプラマプトラ川・ガンジス川の上流部がある。インダス川に流出する上流域もある。さらに、ロシアを経て外海に流出する河川の上流部にあたる北極海流域もある。

 中国は東流する大河川の黄河、長江(揚子江)で形作られているイメージが強いが、このように南や北に向かって外洋に流れ出す河川の上流部も有しており、まことに大陸国としてのスケールを示している。

 中国北部の河川と比較して中国南部の河川は流域の降水量の多さから流量も大きい。

 中国の河川トップ3は、長さでは長江、黄河、黒竜江、流域面積では長江、黒竜江、黄河、流量では長江、珠江、黒竜江の順である(下図参照)。



(2026年2月3日収録)


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