空き家を見かけないという人は東京都区部では59%と多いが、政令指定都市、中都市、小都市とそういう人は少なくなり、町村部では31%にまで減ってくる。田舎ほど空き家が多いという状況が明快である。人口が田舎から都市部への流出して来た結果がこうした田舎ほど空き家が多いという状況を生んだことが分かる。 空き家の状態であるが、空き家があるとしても利用できないほど老朽化・腐朽が進んでいる場合がかなりあり、そうした空き家を見かける人が東京都区部では19%、町村部でも同じ19%に達している。 そのまま、あるいは簡単なリフォームを行えば利用できる空き家は利用しないともったいないということになるが、下表のように、東京都区部で10%、町村部では36%の人がそうした空き家を見かけると言っている。図の%から、空き家の中のそうした利用可能な空き家の割合を算出すると、東京都区部はさすがに少ないが、その他ではいずれも5〜6割に達していることが分かる。 そのまま、あるいは簡単なリフォームで利用できる空き家を見かける人の割合
(2016年1月31日収録)
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